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2011年5月10日 (火)

栗田智仁のカムカムの話

こんにちは。栗田智仁です。

今日は、カムカムというフルーツについてです。

カムカムってなに?

●カムカムは美容に健康に、大変嬉しい果物です。

カムカム(Myrciaria dubia)は、グアバと同じくフトモモ科の植物で、現在地球上で知られている植物の中で最も多くビタミンCを含むとされる植物です。

そのビタミンCの量は、レモンの約60倍。美容に健康に、大変嬉しい果物です。

カムカムのふるさとはペルーのアマゾン川流域(Ucayali, Loreto, Madre de Dios)で、標高200m程度の熱帯地帯の湿地に自生しています。

それよりも下流のブラジルの方に行って標高が低くなると、カムカムの自生数も減ります。ですからアマゾン川流域といっても上流のペルーアマゾンの周辺です。

成木になるまで8年かかります。

カムカムが生息する地域は洪水の頻繁に起こる水の多い地域で、洪水によって4-5ヶ月間水の中に木が沈んでしまうこともありますが、カムカムの木がこれで枯れることはありません。

収穫期はアマゾン地域が雨季となる12月から3月です。果実は直径2~3cmで、熟すと実の表面が真っ赤、果肉がピンク色になります。


●カムカムは疲労回復や老化防止に効果があるとして注目されています。

ビタミンCの含有量が多いだけあってとてもすっぱい果物でそのまま食べるのは難しいですが、甘みをつけてジュース、アイスクリーム、ジャムなどに加工されます。

ビタミンCの他にも、ビタミンB1、ビタミンB2(オレンジの2倍),ナイアシン(オレンジの3倍)、カルシウム、リン(オレンジの1.5倍)、その他の各種ミネラル、そして疲労回復や老化防止に効果があるとして注目されているクエン酸も多量に含みます。

カムカムが自生するペルーアマゾンは、コカ栽培で知られているところです。

貧しい農民たちは市場価値の高いコカを栽培して生活することを余儀なくされていますが、それらは加工されて麻薬のコカインになり、密売業者の手を経て海外に流出し、世界的な問題になっています。

そこで政府は1990年以来、コカの代わりにカムカムを植え、ペルーの主要産物として輸出しようと、接木苗によるカムカム栽培を奨励しています。
また、アマゾン川流域では森林伐採による地球温暖化や砂漠化の問題がありますが、カムカムの自生、栽培が少しでもこの流れに歯止めをかけるのではないかとペルー政府だけでなく、世界の自然保護団体もカムカムの栽培に注目しています。

●ビタミンCはとてもデリケート

カムカムの主要成分であるビタミンC(アスコルビン酸)は、ビタミン群の中では唯一水溶性で、過剰に摂取しても体内に残留されないため、他のビタミンやミネラルと違って過剰摂取による弊害がありません。

しかし、体内に貯蔵できず、摂取後2~3時間で排泄されるので、3食でしっかり摂る必要があります。

水洗いや調理加熱するとビタミンCは減ってしまい、また空気に触れただけでも壊れてしまうため、切ったりむいたりしたままの保存にも注意しなくてはいけないというデリケートな栄養素です。

調理による損失が約50%といわれますから、大目にとる事が求められます。

一日に必要なビタミンCは100mgです。


●ビタミンCの効能

鉄の吸収をよくするため、貧血予防になる

天然の美白剤になる。メラニンが生成される過程で必要なチロシナーゼという酵素の働きを阻害・分解するため、色素の沈着を防ぎ、シミ、ソバカス、日焼けを予防できる。

毛細血管を丈夫にし、血管を若返らせる
新陳代謝を助けたり、ストレスに強くなりる。
ストレスに対抗するホルモンの材料となるため、精神を安定させる。
疲労回復
全身の老化(酸化)を防ぐ  紫外線による肌の老化を防いだり、ニトロソアミンの生成を抑制して発ガン物質の生成を抑えます。
風邪などの感染症に対する抵抗力を高める白血球の働きを助けて免疫力を高める。
細胞を発ガン物質から守ります
コラーゲンの生成 美肌や筋肉を作る
高コレステロール低下作用

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